『堕落する高級ブランド』ダナ・トーマス著 実川元子訳
世界を股にかけるファッションジャーナリストであるダナ・トーマスが高級ブランド業界の光と影を詳細に暴く
以前の高級ブランドは「ファッションを宣伝するなどとんでもない。そんな安っぽいことはできない」と考えており、自社の製品の良さを分かった人だけが、使ってもらう分しか作っていなかった
だからこそ、伝説になるような高品質な手作り製品しか世に出回らなかった
ところが、70年代に台頭してきたデザイナーであるジョルジオ・アルマーニやラルフ・ローレンなどがスーパーモデルを起用し、ファッション誌とアート誌で広告を展開した
私が覚えているのは、映画「アメリカン・ジゴロ」で主役のリチャード・ギアが全身アルマーニをまとっていた事、正直「カッコいい」と思いました
その後、日本人の影響も大きいと思うが、ヴィトンやプラダなどの高級バッグを猫も杓子も持ち始めたことにより、よりローコストで大量生産が可能な素材が用いられ、巨大ビジネスへと変貌していった
90年代のコーチを皮切りに今や過去の高級ブランドのほとんどが東南アジア(とりわけ中国製)となり、1製品当たりの単価は抑えられ、逆に販売価格は製造コストの10~12倍に跳ね上がっている
その巨大ファッションビジネスの大代表がLVMH(モエヘネシー・ルイヴィトン)の総帥であるベルナール・アルノー
LVMH傘下のブランドはルイ・ヴィトン、ロエベ、セリーヌ、ベルルッティ、ジバンシィ、ケンゾー、エミリオ・ブッチ、フェンディ、ダナ・キャラン、トーマス・ピンク、マーク・ジェイコブス、クリスチャン・ディオール、パルファン・クリスチャン・ディオール、ゲラン、パルファムジバンシィ、ケンゾーパルファム、ベネフィット、メイクアップフォーエバー、フレッシュ、タグ・ホイヤー、ショーメ、ゼニス、フレッド、クリスチャンディオールウォッチ、デビアス、DFS、ル・ボン・マルシェ、セフォラ、マイアミクルーズライン、ラ・サマリテーヌ、モエ・エ・シャンドン、ヴーヴ・クリコ・ポンサルダン、クリュッグ、メルシエ、ルイナール、シャトー・ディケム、ヘネシー
2005年の売上高は181億ドル
このような巨大ビジネスに嫌気がさし、原点回帰しているブランドも現れている、その代表がフランスの靴デザイナーであるクリスチャン・ルブタン
創業15年間で7店舗しか展開せず、広告は出さず、マーケッティング部門もないが、ビジネスとしては成功しており、顧客にはジェニファー・ロペスやマドンナなどがいる
全く違う業界かもしれませんが、医療はお一人お一人の患者様に応じた完全オーダーメイドの治療しか存在しえませんので、その原点を決して忘れることなく、日々の診療に精進させていただく所存です
福岡・太宰府・筑紫野・春日・大野城 藤村医院 藤村哲之
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